そんな疑問に答えます。
この記事を書く僕は個人でECサイトを運営し、月15万円ほどを稼いでいます。
個人で運営するECサイトは下記で紹介しています。
結論は「ECサイトの個人運営はめっちゃツライです。。でもおすすめ。」です。
※この記事ではモール出店の通販サイトではなく、ASPまたはオープンソースでのECサイトについて話しています。(≫参考:個人運営のECサイトの選び方【ASP・モール・オープンソース】)
個人運営ECサイトのデメリット
まず、ECサイトを個人で運営する際のデメリットは下記の4つです。
- 客がいない
- 人がいない
- 場所がない
- お金がない
これらの悩みが順にやってきます。
1.客がいない
まずは一番ツライのが客がいないことです。
新規で立ち上げたサイトに客を集客するのはとても難しいです。
集客の難しさは個人運営のECサイトでなくても言えることですが、企業の場合には広告予算があったり、プレスリリースなどを打てることもあるため、個人の方が集客のハードルは高いです。
対策
では集客をどうすれば良いか。対策は2つです。
- 集客できる商品を売る
- SNSで集客する
集客できる商品を売る
集客する方法は「Web検索」が主要な手段になるはずです。
Web検索の上位に表示できるキーワードで展開できる商品を探しましょう。企業が手を出さないようなニッチな商品を見つけるのがおすすめです。
「売りたい商品を売る」のではなく、「売れる商品を売る」というのがECサイト初心者が個人運営を始めるときの鉄則です。
SNSで集客する
Web検索以外の集客方法で主要なものは「SNS集客」です。
元々SNSで既にフォロワーが多く、影響力のある人の場合はWeb検索に頼らずとも集客ができます。
しかしイチから始めるとなるとやや難易度は高いです。
(僕自身はSNS集客は苦手分野です。僕は基本的にWeb検索からの集客です。)
2.人がいない
集客できるECサイトになった次に訪れるのが「人がいない」という苦労です。
注文が入るともれなく「梱包・発送・在庫管理」の作業が発生します。
「自分で対応する」という方法もありますが、会社員の副業などで難しい場合もあります。
対策
自分での対応が難しい場合は「業務委託」で作業を外注するのがおすすめです。
業者に外注すると注文数が多くないと費用が高くなるため、個人で見つけるのがおすすめです。
知り合い経由などで見つけるのが良いです。(僕はメルカリ・アッテ(現在はサービス終了)という地元の掲示板サービスで見つけました。)
子育て中の主婦の方などが対応できるよう「在宅」で全ての業務が完了する状態まで仕組みを作ると良いです。
作業マニュアルなども準備しましょう。
良い人を見つけられるかどうかがかなり重要です。
僕の場合は1人目はなかなかうまく回らなかったのですが、2人目でとても良い人に巡り会い、業務をほぼ手放しでお願いできています。
3.場所がない
次に来るのが「場所がない」という悩みです。
場所がない悩みは場所を確保する以外に解決策はないです。
対策
僕の場合は、業務委託でお願いしている外注の方の自宅に保管してもらっています。
保管費用も合わせてお支払いしています。
外注の人は自宅においておくだけでお金がもらえるので喜んでくれます。
それでも倉庫を借りるよりも断然安い費用で保管してもらっています。
4.お金がない
そして最終的に来るのが「お金がない」という悩みです。
ECサイト販売で注文が増えてくると、仕入れのロット数も増えてきます。
すると先に支払いが発生します。
ECサイト販売の場合、売れてから更にクレジットカード会社からの入金が1ヶ月〜2ヶ月後となるため、現金が手元にない状態にもなり得ます。
いわゆる「黒字倒産」です。
対策
手元にお金がない場合は、お金を借りるのが一番です。
黒字で利益が出ている場合には、日本政策金融公庫もお金を貸してくれる傾向があります。
【黒字倒産回避】日本政策金融公庫からお金を借りる方法とデメリットの記事で詳しく解説しています。
僕は下記の本を読んで、日本政策金融公庫から200万円借りました。
個人運営のECサイトは大変だけど素晴らしい
以上、ECサイトを個人運営する際の苦労・デメリットを紹介しました。
どれも僕自身が実際に経験した苦労です。
軌道に乗るまでは大変ですが、軌道に乗るととても楽に運用ができます。
5万〜10万円ほどの稼ぎを目指すのであれば、ブログ運営よりもECサイト運営の方が相性が向いている人も多いと思います。
≫参考:【ブログのアクセスが伸びない・挫折しそうな人】ECサイト販売の方が簡単かも
上記に説明してきたようなデメリットはあるし、個人(または業者)を直接相手にする商売のため大変なことはありますが、僕はECサイトの個人運営を強くおすすめします。
ブログ運営より手間はかかりますが、自分の商品にお金を払ってくれる人がいるという経験はとても嬉しいです。
その経験のおかげで「フリーランスとしてやっていける」と自信がつき、その後の人生が変わったと思います。
ECサイトの個人運営は大変ですが、おすすめです。
というわけで今回は以上です。