そんな疑問に答えます。
この記事を書く僕は、実際に楽天市場へモール出店し、月に80万円弱程の売上があります。(MakeShopと同一の商品を楽天市場でも展開しています)
実体験をもとに楽天市場へのモール出店のデメリットと魅力を解説していきます。
結論は「使いづらい。が集客は抜群に良い。」です。
この記事の目次
楽天市場モール出店のデメリット
僕が楽天市場へのモール出店をする中で感じたデメリットは下記です。
楽天市場モール出店のデメリット
- 月額固定料金・月額変動料金が高い
- 商品編集画面が使いづらい
- 注文バリエーションごとの料金テーブルが持てない
説明します。
月額固定料金・月額変動料金が高い
楽天市場へ出店すると下記の2つの費用がかかります。
- 出店するだけでかかる「月額固定料金」
- 売上に対してかかる「月額変動料金」
この金額がかなり高めです。
例えば、楽天市場で月100万円の売上がある場合、下記の料金がかかります。(楽天市場:月額費用シミュレーション)
- 月額固定料金: 月50,000円
- 月額変動料金: 月104,100円
※スタンダードプランの場合
月額15万円を超えます。売上のなんと15%です。
これはかなり痛いですよね。
MakeShopのような高機能の有料ASPでも、月額12,000円程なので、楽天市場のモール出店はかなり高いのが分かると思います。
料金の高さは楽天市場モール出店の一番のデメリットです。
商品編集画面が使いづらい
楽天市場の商品編集画面はかなり使いづらいです。
スマホで使えないタグがあったり、画像数や文字数に制限があったりと楽天市場ならではの制限があります。
HTMLやcssが使える人でも、楽天市場の仕様に慣れるのに少し時間がかかります。
注文バリエーションごとの料金テーブルが持てない
ECサイトを運営していると「オプションを追加した場合に料金も更新される」というような仕様にしたいことがあると思います。
例えば、30,000円の指輪を購入する際に、イニシャル刻印をオプション追加した場合に5,000円がプラスされ、35,000円に料金が変わるという動作です。
このような仕様が楽天市場ではできません。
1商品につき料金は1つしか設定ができないため、「30,000円で購入してもらい、ショップの担当者が手動で料金変更処理をするという」手間が発生します。
手間がかかる上にトラブルにもなりがちです。ユーザビリティ的にも悪いです。
ちなみに、有料ASP(例えばMakeShop)やEC-CUBEでは注文バリエーションごとの料金変更に対応しています。無料ASPだと対応していないです。
楽天市場モール出店の魅力
料金も高く、使い勝手も良くないのになぜ楽天市場が選ばれるかについて説明します。
ASPのメリット
- 圧倒的な集客力
圧倒的な集客力
楽天市場のモール出店は集客力が抜群に高いです。
楽天サーチ内の検索結果画面に表示され、お客さんの興味を引くことができるようになれば売上が大きく変わります。
楽天内のポイント5倍デーなどでのポイント付与を狙っての購買などもとても多いので、楽天の集客力では他のECモールよりも圧倒的に強力です。
この集客力があるため、出店金額が高くても出店を選ぶ理由です。
まとめ:楽天市場の集客力はすごい
以上、楽天市場のモール出店のデメリットとメリットを紹介しました。
ある程度の売上を見込んでいるショップは出店を検討しても良いと思います。
ECサイトをゼロから立ち上げるよりも集客するのは簡単です。
楽天市場で店舗をまず開設し売上を立てながら、並行して有料ASPで自社ECサイトを立ち上げるのも良いと思います。
というわけで今回は以上です。