そんな方に、無料で開設できるECサイトを紹介します。
結論は「BASE・STORES.jpかEC-CUBE」です。
この記事を書く僕は、EC-CUBEとBASEで作ったECサイトを運営しています。
この記事の目次
無料のECサイトと特徴
無料でECサイトを運営する選択肢は2つです。
- 無料ASP
- オープンソース
のどちらかです。それぞれの特徴を解説します。
無料ASP
ECサイトの無料ASPとは「ECサイトの仕組みを無料で提供しているサービス」のことを指します。
そのサービスを使えば誰でも無料でECサイトが作れます。
有名なサービスは【BASE】と【STORES.jp】です。
無料ASPのメリット
- 誰でも簡単にECサイトが作れる
- システムについて気にする必要がない
最も簡単にECサイトを作れます。商品登録をするだけでECサイトが完成するので、パソコンを触れる人なら誰でも作成することができます。
また機能のアップデートやメンテナンスはサービス側で対応してくれるため、Web制作・プログラミングに詳しくなくても使うことができます。
無料ASPのデメリット
- 柔軟性にやや欠ける
- ブランディングしにくい
無料ASPのデメリットは、柔軟性にやや欠ける点です。
無料ASPのロゴを非表示にするのに料金がかかったり、独自ドメインにするのに料金(BASEは無料)がかかったりします。
またデザインの編集に制限があり、思い通りに変更できない部分があります。そのため他社と同じデザインとなり、ブランディングしにくい面もあります。
オープンソース
オープンソースは「無料でプログラムコードを公開してるので使ってね」というものです。
オープンソースのECサイトで日本で有名なものは【EC-CUBE】です。
オープンソースのメリット
- デザインのカスタマイズがしやすい
- ブランディングしやすい
無料ASPのECサイトに比べて、デザインの柔軟性が高いです。独自のデザインにできるためブランディングもしやすいです。
オープンソースのデメリット
- コーディングに関する知識が必要
- サーバー費用がかかる
デメリットはコーディング(主にデザイン)の知識が必要です。また機能拡張など行う際にはプログラミングの知識も不可欠です。
コーディング経験者にはそこまで難しくはないレベルですが、初心者が1から始めるにはややハードルが高いです。
また、オープンソース自体は無料ですが、サーバーを別途用意する必要があるため、完全に無料なわけではありません。
無料のECサイト3つを比較する
では【BASE】か【STORES.jp】か【EC-CUBE】のどれがいいの?という話ですが、それぞれのECカートシステムを比較しながら見ていきましょう。
結論だけ先に言ってしまうと下記です。
- コーディングやプログラミングの知識があるなら【EC-CUBE】
- コーディングがんばればできるなら【BASE】
- コーディングできないなら【STORES.jp】
無料ECサイト比較表
STORES.jp | BASE | EC-CUBE | |
---|---|---|---|
始めやすさ | ◎ 簡単・デザインも良い |
◯ 簡単 |
△ 知識が必要 |
独自ドメイン | ✗ 有料 |
◎ 無料 |
◎ 無料 |
デザインの柔軟性 | △ テンプレート利用 |
◯ ある程度編集可 |
◎ 柔軟に編集可 |
メンテナンス性 | ◎ 対応の必要なし |
◎ 対応の必要なし |
△ 対応が必要 |
どれも一長一短という感じです。
判断材料としては、コーディングができるかどうか・自信があるかで選ぶのが良いです。
どれも無料なので一度試してみるのがおすすめです。
- STORES.jp
- BASE
- EC-CUBE
の順に導入が簡単なので、この順序で進めていくと効率的です。
STORES.jpは独自ドメインが有料なのでご注意を。
無料のECサイト実体験
僕自身はEC-CUBEで作ったサイトとBASEで作ったサイトの両方を運営しています。
個人的な主観の意見ですが、
EC-CUBEは無料ASPより検索流入で集客しやすいです。デザインの編集やページ追加がしやすいため、SEOに強いサイトを作りやすい印象です。
BASEは開設自体は本当に簡単にできるし、メンテナンスの必要がないのでとても楽です。ただECサイト単体での集客はしにくい印象です。
そのため、無料ASPは下記のような状況に該当する人に対してはおすすめです。
- ホームページが既にあり、そこそこアクセスがあるカフェが「店舗で使っているコーヒー豆を新たに販売したい」という場合
サブ的な立ち位置でのECサイトならとてもおすすめします。
できれば有料ECサイトが良い
無料のECサイトを紹介しましたが、正直なところ、有料のECサイトの方が使い勝手は良いです。
無料のECサイトのデメリットを解決しています。
デザイン編集が柔軟で、機能拡張性も高いし、メンテナンスの必要もありません。
何を販売するかによりますが、そこそこの売上・利益を見込んでいる商材なら有料ECサイトにするのが、将来的なことを考えると良いと思います。
有料ECサイトだと、僕はMakeshopがお気に入りです。
別記事で有料のECサイトについても解説します。
というわけで今回は以上です。