そんな風に土地を探している人いませんか?
その土地の探し方、間違っています。
「悪い土地」を探すのが賢い家作りのポイントです。
この記事の目次
良い土地は値段が高い
当たり前の話ですが、良い土地は値段が高いです。
需要と供給で値段が成立するためです。
みんなが良いと思うような土地は高いです。
駅近で土地が広くて、角地で、日当たりが良くて…となると値段が高くないほうがおかしいです。
それはお金が余っている富裕層の土地の買い方です。
自分だけにあった土地を探そう
ではどうしたら良いかというと、ポイントは下記です。
一般的な需要が低い土地であれば安く土地が購入できます。
「悪い土地だけど、自分たちは全然気にならない」という土地を見つけることがお値打ちな土地選びの秘訣です。
安い土地の条件
ではどのような土地が安いかというと下記が一例です。
安い土地の条件
- 旗竿地
- 土地の形が悪い(三角地、いびつな形…)
- 接道条件を満たしていない
- 地目が農地
- 整備が必要(古屋付き)
- 条件がついている(セットバック、私道負担、建築条件付き…)
旗竿地
画像のような形の土地です。周りに家が建っている事が多いなど、環境が良くない傾向があるため、安くなります。
土地の形が悪い
三角形やいびつな形など、設計しづらく使いにくい土地の形だと土地の価格が安くなります。
接道条件を満たしていない
水路を挟んでいるなど、条件付きで家が建てられるようになる場合には土地の価格が安くなります。
地目が農地
地目が農地の場合、売買に色々な制限があるので土地の価格が安くなります。
整備が必要(古屋付きなど)
古い家がついていたり、岩があったりと整備が必要な場合は、土地が安くなる傾向があります。
古家をそのまま使ったり、岩を生かしたりすれば安い値段で買えることになります。
安くなる土地の条件【売り主状況】
加えて、下記の売り主状況に該当する場合、更にお値打ちに購入できる可能性があります。
安い土地の条件
- 売り主が高齢者
- 売り主がお金に困っている
- 長い間売れ残っている
【実体験】220坪の土地を200万円で購入
僕は、一般的な需要のない土地を選んで約220坪の土地を200万円で購入しました。
もともと300万円で売りに出ていた土地を200万円で買い付けました。
土地の条件・売り主状況は下記です。
- 三角地
- 接道条件を満たしていない(水路)
- 整備が必要(排水)
- 売り主が高齢者
- 長い間売れ残っている
三角地で水路占用が必要という土地でした。排水も面倒で、手を加えないと排水できない土地でした。
そのため、300万円→200万円での買い付けでも通りました。(もっと下げることができた気もします。)
僕は、土地の広さと周りの環境(自然が多いこと)を重視していたため、交通の便や土地の形、接道条件は諦めました。
また、住宅ローンを組んで買いたくなかったため、土地の安さも重視しました。
悪い土地を選んだときのデメリット
もちろん、悪い土地を選んだ場合のデメリットもあります。
それは「売りにくい」ことです。
需要のない土地を高く売ろうと思ってもなかなか簡単にはいきません。
一生暮らすつもりの場合は問題ありませんが、売却を考えている人は慎重に考える必要があります。
まとめ:どういう暮らしをしたいかを考える
家は人生で最も大きな買い物です。
それゆえ、家の購入がその後の人生・生き方を左右します。
住宅ローンの毎月の返済額が多いと、返済まで何があっても働き続けることになります。
住宅ローンを組んで購入するのが一般的な風潮になっていますが、本当にそれで良いのかしっかり考えましょう。
安い土地を買うのも選択肢の1つ。
中古戸建をかってリフォームするのも選択肢の1つです。
周りに流されず、自分たちがどういう暮らしをしたいかしっかり考えてみましょう。
「注文住宅で3,000万の家を建てる」ということしか選択肢が頭にない方は、柔軟な発想をするためにも読んでみると良いですよ。
350万円でもとてもステキな家が建てられます。(かなりハードルは高いですが。笑)
というわけで今回は以上です。