そんな疑問に答えます。
この記事を書く僕は、元々は企業のマーケ担当として働いていました。
Web制作の知識はほぼない状態で独立しました。
はじめは全く案件を獲得できませんでしたが、アプローチを変えてから案件が獲得できるようになったため、その方法を紹介します。
結論は「無償制作からの運用保守への切り替えがおすすめ」です。
この記事の目次
どんな稼ぎ方をしたいかを決める
どんな稼ぎ方をしたいかをまず頭に思い浮かべましょう。
- 高単価の案件を獲得していきたい。
- 低単価の案件を数多く獲得していきたい。
- 運用保守案件を獲得していきたい。
Web制作には大きく分けると上記の3つの稼ぎ方があります。
それそれで必要なアクションが大きく異なります。
例えば、1の場合は「クオリティを重視して、最新のデザイン動向をチェックしよう。」
2の場合は「サイトをテンプレ化が必要。テンプレのバリエーションを5つ作ろう。」
3の場合は「メールサーバーや広告運用の知識をつけよう。」
などのように努力する方向が変わります。
進みたい方向をできる限り明確にしましょう。
実績なし・未経験フリーランスが仕事を獲得するステップ
進みたい方向が定まったら仕事獲得を目指しましょう。
安定した仕事獲得を目指すには下記のステップを踏みましょう。
- 最低限の知識を身につける
- 仕事を探す・実績を作る
- 仕事をもらう
- 仕事を選ぶ
解説します。
最低限の知識を身につける
まずはターゲットが必要とする基本的な知識を身につけることです。
僕の場合は「運用保守」で稼ぎたいと思っていました。
そのため、「ドメイン・サーバー・メールサーバーの知識」を身につけ、自分ひとりで社内のWeb周り全般の管理ができる状態にしました。
完璧にできなくても大丈夫です。全体の流れがつかめるくらいで良いです。
細かいスキルは実践で身につけましょう。
仕事を探す・実績を作る
最低限の知識を得たら、仕事を探し始めましょう。
仕事を探す際は「必ず成果を出せる」ところを「自分で営業して」探しましょう。
理由は後ほど解説します。
仕事探しのポイントは下記です。
- 早期獲得のため無償制作する
- 満足してくれたら運用保守に切り替える
早期獲得のため無償制作する
未経験で実績なしのフリーランスの場合、クライアントはなかなか依頼しづらいです。
獲得するハードルはかなり高めです。
そのため思い切って無償制作にします。無償であればクライアントのハードルも大きく下がります。無償制作によって営業の手間を省きましょう。
しかし、実績作りのために単純に無償で受けるのはおすすめしません。
理由は、お金が発生しないため制作側にメリットがないからです。そのため一時的な関係に終わってしまうことが多いです。
実績のために無償制作したのに、サイトが全く更新されず実績として紹介できないということも起こりえます。
満足してくれたら運用保守に切り替える
そこでおすすめなのが、
という前提で話を進めることです。
そうすると、クライアントのハードルは下がりつつも、制作側もメリットがあります。
双方の良好な関係が維持しやすいです。
この時に大事なのが、クライアントに「満足してもらう」ために「必ず成果を出せるところを自分で選ぶ」ことです。
僕の場合は初めてWEB制作を受託したのはキャンプ場のサイトでした。
そのキャンプ場はWebサイトがなく市町村の観光地ページに紹介されているのみでした。
キャンプ場は「指名検索」が多いだろうという想定と、キャンプ場は市町村に1つ位しかないので「(市町村名)+キャンプ場」の検索キーワードで上位表示できるだろうという想定ができたため、成果が出せるはずだと考えました。
無償制作をして「6ヶ月後に運用保守に切り替えるか判断」という条件で契約しました。
6ヶ月という期間は検索結果に表示されるまでの期間とキャンプ場の繁忙期を計算しての設定です。
期間は業種によって微調整しても良いと思います。また僕の場合は運用保守でしたが、買取でも良いと思います。
仕事をもらう
実績が数件できたらその後は比較的スムーズです。
実績を公開しましょう。
ポートフォリオサイトを作って、知人に話をしましょう。
既存のクライアントに紹介してもらいましょう。
「成果を出し、クライアントに満足してもらっている」ということが非常に重要な強みになります。
仕事を選ぶ
そして最終段階は自分が仕事を選ぶ立場になります。
単価の低い仕事や、クライアントとの相性が悪そうなところは避けていきましょう。
気持ちよく働けるクライアントを選びましょう。
良い仕事が入ってきた際にいつでも受けれるように余裕を持っておくのも重要です。
以上です。
フリーランスが実績をつくるために注意すること
フリーランスが実績をつくる際に注意することは下記です。
- スキルを完璧に身につけてから仕事を探そうとすること
- クラウドソーシングで初実績を作ろうとすること
解説します。
スキルを完璧に身につけてから仕事を探そうとすること
Web制作のプロの人と比べると「自分なんて鼻くそみたいな存在だ」と思って躊躇してしまうかもしれませんが大丈夫です。
世の中の経済は需要と供給で回っているので、多少ソースコードが汚くてもクライアントが満足してくれればそれで大丈夫です。
反対にソースコードが綺麗でもクライアントが満足しなければNGです。
クラウドソーシングで初実績を作ろうとすること
初めてのクライアントは自分で営業するのがおすすめです。
それは「必ず成果の出るクライアントを選びたいから」です。
クラウドソーシングには客はたくさんいますが、成果が出せるかは別です。
また競合もたくさんいるので受注するまでにかなり時間がかかります。
向き不向きもあるかもしれませんが、ある程度実績が貯まるまではクラウドソーシングの効率は良くない印象です。
実績貯めるの大変だなと思ったフリーランスの方は
上記の方法を見て「営業して実績作るのちょっと無理かも」と思った方は別の道もあります。
- アフィリエイト案件のページを制作する
- 自分のWebページ・ECサイトを作る
まず取り組みやすいのは、アフィリエイト案件のページを作成する方法です。
ブログ形式なのか、LP形式なのかという点で通常のWeb制作とは異なりますが、アフィ用のLPページを制作して欲しいというクライアントはとても多いです。
自分で実績を作ってしまえば、その後の案件獲得はとても楽になります。(そのままアフィリエイターになるのも良いと思います。)
もう一つは「自分の商品を作る」という方法です。
「地名 + SEO」のような検索ワードで上位表示できるWebサイトを用意できればクライアントを説得させる実績としては申し分ないです。
僕の場合は個人運営のECサイトで稼いでいたため、企業のECをサイト制作の依頼が来るようになりました。
「営業したくない」という人は自分の商品をつくるのもとてもおすすめです。
まとめ
以上、実績なし・未経験のフリーランスが仕事を獲得した方法でした。
はじめの実績作りがとても大変でした。
緊張しながらテレアポしたのは良い思い出です。
一度うまく回り始めたらとても楽になります。そこまで耐えましょう。
というわけで今回は以上です。