そんな疑問に答えていきます。
結論を言ってしまうと「学資保険は不要です。積立投資信託が良いです。」
その理由を解説していきます。
この記事の目次
学資保険は中途半端な商品
子供の教育資金の積立といえば「学資保険」が一般的ですよね。
周りに入っている人も多いのではないでしょうか?
ですが、「学資保険は必要なし」です。不要な理由は下記です。
貯蓄型の生命保険と似ています。
満期まで預けていれば、金額的には損はしないですが、「満期まで預けられるかどうか」というリスクがあります。
「それなら他にもっといい貯蓄方法がある」というのが学資保険です。
僕がおすすめするのは積立投資信託です。
学資保険と積立投資信託の比較
なぜ積立投資信託が良いかをシュミレーションしながら比較していきましょう。
学資保険で積み立てた際の金額を、投資信託で積み立てた場合のもらえるお金を比較します。
学資保険の場合
返戻率が高めの「ソニー生命の学資保険のシミュレーション」で見てみましょう。
18歳までの18年間の支払いで総受取額は200万円としましょう。
すると下記のようになります。
毎月支払額 | 支払額合計(18年間) | 受取金 | 利回り(18年間) |
---|---|---|---|
8,916円 | 1,925,856円 | 2,000,000円 | 103.85% |
18年間で+74,144円です。
積立投資信託の場合
続いて積立投資信託で教育資金を貯めたときのシミュレーションを見ます。
学資保険と条件を合わせ、毎月8,916円を18年間積立投資に回したときにいくらになるかを見ていきましょう。
楽天の積立投資信託シミュレーションをつかって計算できます。積立投信の平均利回りは4~6%と言われているため、今回は4%で計算します。
毎月支払額 | 支払額合計(18年間) | 受取金 | 利回り(18年間) |
---|---|---|---|
8,916円 | 1,925,856円 | 2,813,822円 | 146.11% |
受取金が約280万円。学資保険よりも80万も増えました。
学資保険は「途中解約による元本割れリスク」があるにも関わらず、学資保険は満期の受け取り金額が少ないことがお分かりいただけましたでしょうか?
積立投資信託にもリスクがある
もちろん積立投資信託にもリスクはあります。
それは「値下がり」のリスクです。
しかしこれは、投資商品をしっかり選ぶことで回避できます。
詳しい話は下記の動画がとても勉強になりますよ。
結論だけ言うと、米国のインデックスファンドが良いです。
楽天証券なら「楽天・全米株式インデックス・ファンド」です。
米国なら過去の歴史を見てみると、20年間保有した場合常にプラスで推移しています。
積立投信だけは不安な際のリスク軽減策
「それでも不安!それに学資保険なら親に万が一のことがあっても安心じゃん!」
という方は貯金と生命保険を組み合わせることによってリスクを軽減しましょう。
「積立投資信託+貯金+掛け捨て生命保険」でシュミレーション
親に万が一のことがあった場合に備えるのは掛け捨て生命保険で補いましょう。
学資保険と同様の200万円の保険がなかったので500万円の保険金を残すプランでいきます。ライフネット生命では月額854円が必要です。(20年間で試算)
積立投資信託だけの場合は元本割れが心配ということで、積立投信と貯金を半々にしましょう。
そうした場合のシュミレーションは下記です。
毎月支払額 | 支払額合計(18年間) | 受取金 | 利回り(18年間) | |
---|---|---|---|---|
貯金 | 4,041円 | 872,856円 | 872,856円 | 100% |
積立投信 | 4,041円 | 872,856円 | 1,275,309円 | 146.11% |
生命保険 | 834円 | 180,144円 | 0円 | - |
合計 | 8,916円 | 1,925,856円 | 2,148,165円 | 111.54% |
以上のようになります。
積立投資信託の値下がりリスクが軽減され、万が一の保険料が200万から500万にアップしました。そのうえ受取金額が14万の大幅アップです。
しかも、学資保険のデメリットの「途中解約の元本割れ」をカバーされています。さらに銀行の金利は加味していないのでそれも上記にプラスされます。
いかがでしょうか?学資保険が不要な意味が理解できましたでしょうか?
まとめ:学資保険の代わりに積立投信は初心者にGOOD
学資保険よりももっと良い商品があるので、「みんな入っているから学資保険」と即決するのではなく、いろいろ見てみましょう。
お金に余裕があるなら投資信託以外の投資でも良いと思います。
積立投資信託は初心者向けの投資です。
学資保険に限らず、生命保険なども大きなお金を支払う割にメリットが少ない商品です。
周りに流されず、本当に必要なものかどうかをしっかり自分で判断しましょう。
お金に関することは下記のYoutubeチャンネルがとても詳しいです。
僕もすべての動画を見ています。
というわけで今回は以上です。